ArduinoIDEからESP-IDFに移行する

電子工作-Arduino

環境

  • Ubuntu 20.04 LTS

公式ドキュメント

Linux、MacOSにESP-IDFをインストールする手順が書かれています。

Standard Toolchain Setup for Linux and macOS - ESP32 - — ESP-IDF Programming Guide latest documentation

Arduino libのインストール手順が書かれています。

Arduino as an ESP-IDF component — Arduino-ESP32 2.0.14 documentation

インストール

ESP-IDFを導入する

全部で1GB超えのgit cloneです。覚悟しましょう。

git clone --recursive https://github.com/espressif/esp-idf.git
cd ./esp-idf

masterを使うのではなく、安定版のバージョンを使用することがおすすめです。masterでは、後で導入するarduino-esp32が対応していないこともあります。使用しているバージョンは執筆時に良い感じに動いているバージョンのため、適時読み替えてください。

git checkout -b v4.4 origin/release/v4.4

インストールスクリプトを実行します。

./install.sh all

パスを通します。.zshrc(.bashrc)に登録して、ターミナル起動時にパスが通るようにしておくか、パスを通すためのエイリアスを登録しておくと便利です。

source ./export.sh

これでESP-IDFの導入自体は完了です。

Arduino libの導入

arduino-esp32をcloneしてcomponentsに追加します。

ここでもまた1GB超えのgit cloneです。

cd components
git clone https://github.com/espressif/arduino-esp32.git arduino
cd arduino
git submodule update --init --recursive

ESP-IDFのconfig変更

ここからは各プロジェクトのディレクトリで実行します。

menuconfigからArduinoモードを有効にする。

idf.py menuconfig

Arduino Configuration —> Autostart Arduino setup and loop on bootを有効にする。

Comiler Options —> Enable C++ exceptionsを有効にする。

Shift+sで保存して終了する。

ファイル名変更

Arduino IDEで開発していた.inoファイルを.cppファイルに拡張子を書き換える。

ESP32への書き込み

下記のコマンドを実行してESP32へ書き込む

idf.py flash -p path_to_device

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