Windows Driver Kitを丸ごと導入すると、かなりの容量を圧迫する(確か約2GB)うえ、使わないものがいっぱいついてくるので邪魔。devcon.exeだけを導入する方法を紹介する。
必要なファイルの入手
Windows Driver Kitからの抽出
- Microsoft公式サイトからWindows Driver Kit(WDK)のインストーラーをダウンロード
- インストールは行わず、インストーラーから直接必要なファイルを抽出
アーカイブからの入手(推奨)
devcon.exeが含まれるアーカイブを以下の手順で入手できます:
- Microsoft Download Centerから「Windows Driver Kit」を検索
- 適切なバージョンのWDKを選択
- インストールを実行せず、必要なコンポーネントのみを抽出
インストール手順
1. ファイルの配置
C:\Windows\System32\devcon.exe
または、任意のフォルダに配置してPATHを通す
2. 環境変数の設定(オプション)
devcon.exeを任意の場所に配置した場合:
- システムのプロパティ → 詳細設定 → 環境変数
- システム環境変数のPATHに追加
使用方法
デバイスの一覧表示
devcon listclass *
特定のデバイスの確認
devcon status *
デバイスの無効化
devcon disable "デバイス名またはハードウェアID"
デバイスの有効化
devcon enable "デバイス名またはハードウェアID"
注意点
- devcon.exeの実行には管理者権限が必要
- デバイスの無効化/有効化は慎重に行う
- システムデバイスを誤って操作するとシステムが不安定になる可能性がある
この方法でWindows Driver Kit全体をインストールすることなく、devcon.exeだけを利用できます。