OpenCVで画像の読み込みと保存をする

OpenCVを使って画像処理や画像認識、学習をしようと思ったとしても、最初に画像を読み込むことができなければ、なにを始めることもできない。
ということで、最初の基礎の基礎である画像の読み込みと保存のやり方を説明する。
　　　

画像を読み込むにはcv2.imread()という関数を使用する。
ちなみに引数はcv2.imread(path,option)で、

目的の画像が作業ディレクトリ内にある場合はファイル名のみの指定で、そうでない場合は絶対パスまたは相対パスで指定する。

の３パターンで指定することができる。
また、上のフラグで指定する以外にも順に1,0,-1と数字で指定することもできる。
　　　　

ここでは、作業ディレクトリと同じ階層にあるSample_image.pngという画像を読み込む処理を紹介する。

import numpy
import cv2
img_color = cv2.imread("Sample_image.png")
img_gray = cv2.imread("Sample_image.png",0)

画像を読み込むにはcv2.imwrite()という関数を使用する。
ちなみに引数はcv2.imread(path,img)で、

保存したい名前を指定する。
ファイル名の拡張子で保存形式が選ばれるため、拡張子をつけて保存しなければならない。

保存したい画像を指定する。
　　　

ここでは、変数sample_imgに代入されているデータをpng形式で作業ディレクトリにSample_save.pngという名前で保存する処理を紹介する。

import numpy
import cv2
sample_img = imread("Sample_image.png",0)   #Sample_image.pngをグレースケールで読み込み
cv2.imwrite("Sample_save.png",sample_img)